子宮筋腫は、自覚症状がないことが多く、婦人科検診など偶然見つかるといったことが多々あります。

子宮に筋腫ができる原因は、今現在もはっきりしていないのが現状ですが、原因を考える上では、子宮内の筋肉ができる前、そして、できあがっていく過程を考慮する必要はあります。

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子宮内の筋肉というのは、赤ちゃんが母親の胎内の中にいるときに作られていくのですが、子宮の筋肉が作られているときに、何かの原因で筋腫の芽が作られる可能性があるからです。

また、子宮というのは、妊娠、および、赤ちゃんを育てていくために、毎月訪れる月経周期に子宮を大きくするための下準備として、筋肉細胞を増やす仕組みになっています。

それが、妊娠をしない状態で毎月の月経周期を繰り返していると、筋肉細胞を増やして子宮を大きくするという下準備作業を、何度も途中で止めなければならなくなります。

この筋肉細胞が増えようとする月経の仕組みを、毎月中途半端にとめていく状態が続くと細胞に異常がおこるケースもでてきます。要は、毎月の月経が、筋腫の芽となる細胞を作ることになっている可能性もあるのです。

これらの考え方は、40代の女性の5人に1人が子宮に筋腫をもっていて、子宮筋腫は特に珍しい病気ではないことから考えられる原因の1つにすぎないところはあります。

なお、動物を使った実験では子宮内に筋腫を作ることは成功していません。このことから、すでにできあがった子宮にホルモンが作用しても、筋腫の芽はできないと考えられるのではないでしょうか。
子宮筋腫という病気は、子宮の筋層から発生する良性の腫瘍です。子宮筋腫には種類があって、筋腫ができる部位によって、筋層内筋腫、粘膜下筋腫、漿膜下筋腫、の3つに分けることができます。

筋腫ができる原因は、現在もはっきりとしたことは分かっていませんが、卵巣からでるエストロゲンという女性ホルモンの影響が大きいと考えられていることから、ホルモンバランスの乱れが一番の原因といわれています。

40代の女性の5人に1人が子宮に筋腫をもっているといわれているように、子宮筋腫は特に珍しい病気ではありませんが、筋腫の大きさやできる部位によっては、いろいろな症状を引き起こします。

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子宮筋腫の症状で多く見られるのが、過多月経です。過多月経の症状としては、生理の時の出血量が異常に多くるなることをはじめ、血の固まりがでたり、生理の期間が長くなったりします。

そして、過多月経の症状が長く続いた場合、出血量が多くなることから、気づかないうちに、めまいやだるさ、動悸といった、貧血の症状を引き起こすこともあります。

また、筋腫が成長していき大きくなっていくにつれて、筋腫の出来た場所によっては他の臓器などを圧迫して、排尿障害、便秘、腰痛などの症状を引き起こすこともあります。

子宮筋腫は基本的に良性の腫瘍なので、これらの症状がない場合は主に、定期的な経過観察という扱いをすることが多くなりますが、症状がある場合は詳しい検査を行い、手術や薬による治療が必要になります。

経過観察の期間は定期的に受診して、エコーなどによる画像診断を受けるようになります。なお、生理のとき出血が多く見られたり、おりものの異常などの症状が出てきた場合は、すぐ診断してもらうようにしましょう。

子宮筋腫に関わっている女性は、厚生労働省の調査からもとても多いことがわかっています。良性の腫瘍だからと安心せずに、特に問題が無くても、定期的に婦人科検診などを受けるようにしましょう。